実行予算というものは、施工計画や工程表と切りはなしては考えられないものである。ところが現実には、単なる「単価の割付け」あるいは「数量×単価」で実行予算がつくられるというのはたいへん残念なことである。自社の実行予算の性格づけを明確にすることによってこの矛盾を考え直してもらいたい。すなわち、実行予算を大別して、指示(概算、一次、骨格)予算と確定(会社承認)予算とに分けて考えてもらえばよい。施工計画抜きで、何がなんでもこうやらなければならぬというのは指示予算の部類である。
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この場合、単価概算でもやむを得ず、予算の性格はきわめて「目標指向型」である。これに対して、確定予算ではあらゆる場面を想定し、方法を研究しての値入れでなければならない。そのためには、すべての工事計画との関係を明らかにしなければならない。というよりも、「実行予算は、施工計画の一部」であることを再確認していただきたい。