東京都渋谷区広尾中学校生徒の朝食についての調査によると、「ふだんいつも朝食を食べる」生徒は、一年七五%、二年五一%、三年四九%で、残りは「ときどき食べない」「ほとんど食べない」となっている。しかも朝食を食べるという生徒の朝食の内容は、「パンと飲物(コーヒー・紅茶)」三二%、「パンと果物と飲物」四〇%、コーヒー、みそ汁だけか一品だけの食事」九%、「インスタント食品」二%というように、食事とはいえない内容を示している。
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調査を担当した原美恵子教諭はいう。「この食事内容で午前中の授業や体育をやっているとしたら、勉強に集中できないばかりか、運動をやる場合は事故につながる危険がある。また胃腸の働きにも関係し、腹痛や吐き気の原因ともなる。だから、朝食をきちんと食べてこない生徒にとって、給食は大切な一日のエネルギー源になってくるが、これでは大切な発育・発達の影響が心配である。」これらの生徒が朝食を食べない理由は、「寝ぼう・時間がない」二六%、「食欲なし・食べたくない」二六%、「いつも食べない習慣」六%となっている。そこで生徒の平均睡眠時間を調べると、中学生に必要と思われる七時間以上の睡眠をとっていない生徒は、一年二二%、二年一八%、三年四一%であった。これでは、ニ〜四割の生徒が慢性睡眠不足で、年中ぼんやりした状態でいることになる。