私は北海道の生まれのくせに、寒いのが大の苦手です。現在、住んでいるのは岩手県の盛岡で、ここもまた札幌と同じくらい、冬の寒いところです。こうした気候のなかで、冬はどう過ごしているかというと、十月から翌年の三月くらいまでは、ほとんど二四時間、ストーブをつけっぱなしでいるのです。建物の広さは四〇坪弱。まあ、ふつうの広さだと思いますが、ストーブは居間に設置している七万円ほどの、最人出力三○○キロカロリーの小さなFFストーブ一台。これを二〇℃くらいの温皮設定にしておき、二四時間暖房をしているのです。居間だけを暖めているのではありません。廊下、トイレや浴室、二階の子ども部害一室、寝室の和室二つのすべてを暖めます。昼間、子どもたちは学校に行っていませんし。帰宅してもほぼ部屋のドアを開けたままなので、暖かい空気はつねに居間からぐるりと回って、建物全体を循環します。「灯油代が大変でしょう」といわれますが、厳寒の一月でも一九〇リットルほどの消費で、一リットル四〇円で換算すれば、燃料費は月に平均して六〇〇円にしかなりません。繰り返しになりますが、一部屋ではなく日中だけでもなく、この金額で二四時間、四〇坪全部です。わが家は決して新しくはありませんが、いちおう一〇年前のレベルでの高断熱・高気密の条件をクリアしています。そのせいか、建物全体を常時小さな熱で暖めつづけると全体が暖められ、壁じたいが日射熱をもって、暖かさを維持してくれます。結露もほとんどありません。FFストーブのサーモスタットを1.0℃くらいに・設定しておくのですが、暖かな昼間は最小、明け方はちょっと強くなるなどして、室温の見張り番をしてくれます。
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